墓じまいをした後のご遺骨の行き先は、納骨堂・永代供養墓(合祀)・樹木葬・新しいお墓・手元供養/散骨の5つ。費用・個別安置・お参りの場所・継承者で比較し、「誰が手を合わせるか」「取り出す可能性」「費用は今か毎年か」の3つの質問で選ぶ方法を解説します。
結論:選択肢は5つ。「個別に残すか」「費用」「お参りの場所」で決まる
墓じまいをした後のご遺骨の行き先は、①納骨堂、②永代供養墓(合祀墓)、③樹木葬、④新しいお墓(墓石)、⑤手元供養・散骨の5つです。迷ったら「ご遺骨を個別に残したいか」「いくらまで出せるか」「誰かが手を合わせに来るか」の3つの質問で絞れます。
5つの選択肢を比較
| 費用(1霊位) | 個別安置 | お参りの場所 | 継承者 | |
|---|---|---|---|---|
| 納骨堂 | 30万〜80万円 | 期限まで個別(13〜33年) | 屋内の区画 | 不要 |
| 永代供養墓(合祀) | 3万〜30万円 | 最初から合同 | 共同の墓前 | 不要 |
| 樹木葬 | 20万〜80万円 | 施設による | 樹木・花の下 | 不要が多い |
| 新しいお墓(墓石) | 150万〜300万円 | ずっと個別 | 屋外 | 必要 |
| 手元供養・散骨 | 0〜30万円 | 自宅/なし | 自宅/なし | — |
① 納骨堂:いちばん選ばれる「中間」の選択
一定期間は個別に安置し、期限後に合祀・永代供養へ移る形。「すぐ合祀は寂しい、でも永遠に管理は無理」という本音に合います。屋内・駅近の施設が多く、継承者も不要。墓じまいで複数のご遺骨を移すなら、何霊位でも入る家族用区画を選ぶと費用が1区画分で済みます。詳しくは 墓じまい後に納骨堂へ移すには。
② 永代供養墓(合祀墓):費用最優先なら
最初から他の方と一緒に埋葬され、以後は管理費も不要。3万〜30万円で完結します。ただし個別に取り出せなくなるので、親族の同意を取ってから。古いご先祖のご遺骨をまとめて納めるケースでよく選ばれます。
③ 樹木葬・④ 新しいお墓・⑤ 手元供養・散骨
- 樹木葬:自然に還るイメージ。屋外なので天候の影響はある。合祀のタイミングは施設で異なる。
- 新しいお墓(墓石):墓じまいしたのに墓石を建て直すのは、継承者がいて近くに土地がある場合に限られる。費用は150万〜300万円。
- 手元供養・散骨:自宅安置は合法。散骨は一部を残す「分骨」が無難。詳しくは お墓はいらない、と思ったら。
選び方の3つの質問
- 誰かが手を合わせに来るか? 来るなら「場所」が残る①②③。
- 途中で取り出す可能性は? あるなら期限内は個別の①③。
- 費用は「今」と「毎年」どちらを抑える? 一括最安は②。個別の期間を持つなら①。
実例:医王寺(稲城市)なら3つを同じ境内で選べます
医王寺(南多摩駅徒歩2分)には、納骨堂(一霊用30万円〜、家族用50万円、33年後に無料で合祀・永代供養)、合祀墓(4万円・管理費不要)、樹木葬(34.3万円)があり、墓じまい後のご遺骨の行き先を実物を見比べて決められます。墓じまいの手続き自体もメモリアル・ハートが代行します。
墓じまい後の行き先、実物を見てから決めませんか
納骨堂・合祀墓・樹木葬を同じ場所で見学できます。手ぶら・約10分・予約制。
医王寺 実相霊廟納骨堂(東京都稲城市・南多摩駅徒歩2分)/運営窓口:有限会社メモリアル・ハート 0120-148-408(9:00〜16:00)
よくある質問
墓じまいで取り出した遺骨を、しばらく自宅に置いてもいいですか?
問題ありません。法律が禁じているのは墓地以外への「埋葬(埋めること)」で、骨壺のまま自宅に安置することは認められています。ただし長期化すると家族が困るので、受け入れ先を決める「つなぎ」として考えてください。
古いご遺骨が土に還っていて、骨壺に入らないほど少ない場合は?
石材店が土ごと拾い上げて骨壺に納めます。量が少なくても1体として扱い、改葬許可申請もその分必要です。受け入れ先によっては粉骨して小さな骨壺にまとめます。
複数のご遺骨を一つの区画にまとめられますか?
納骨堂の家族用区画や合祀墓なら可能です。医王寺の家族用区画は粉骨すれば何霊位でも定額50万円で受け入れています。
散骨だけで済ませても大丈夫?
全部を散骨すると、後で手を合わせる場所がなく後悔するご家族が少なくありません。一部を合祀墓や手元供養に残す「分骨」が現実的です。
